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デジタルツインを用いたシミュレーションで、どんな食事療法(糖質制限vs. 脂質制限)が減量・血糖改善に向いているかを個人別に予測

糖尿病予防や先進糖尿病デバイス研究に取り組む京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室(室長:坂根直樹)は、「糖尿病予備軍における機序計算モデルを用いた食事療法の最適化:J-DOIT1研究データを用いて」と題した研究論文を、米国科学誌「PLOS ONE(プロス ワン)」に2023年11月30日に発表しました。デジタルツインを用いた食事療法の最適化に関する研究は、世界で初めてとなります。
大規模な糖尿病予防研究(J-DOIT1)のデータを用いて、生活習慣改善による体重や血糖の経時的な変化を「デジタルツインを用いた機序計算モデル」で予測。さらに、5-7%の減量に成功するにはどんな糖質や脂質の割合にしたらよいのかをシミュレーションしてよい結果が得られた。このモデルを用いる事で、「Aさんには10%程度の緩やかな糖質制限が向いている」「Bさんには10%程度の脂質制限が向いている」「Cさんはどちらでも同じような結果が見込まれる」など個人別にアドバイスができるようになります。

【論文情報】

タイトル:
原題:
Optimization of nutritional strategies using a mechanistic computational model in prediabetes: Application to the J-DOIT1 study data
和訳:
糖尿病予備軍における機序計算モデルを用いた食事療法の最適化:J-DOIT1研究データを用いて
掲載雑誌(米国科学誌):
PLOS ONE(プロス ワン)https://journals.plos.org/plosone/
掲載論文:
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0287069

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