京都医療センター

院長あいさつ

ご挨拶


院長 川端 浩

 

 令和7年4月より国立病院機構京都医療センターの院長を拝命しました川端 浩と申します。謹んでご挨拶申し上げます。
私は石川県出身で、京都大学を卒業後、静岡県の島田市民病院、京都大学大学院、米国のシーダス・サイナイ・メディカルセンター、 京都大学血液内科、金沢医科大学教授を経て、当院には令和3年に血液内科医長として着任しました。昨年から小池薫前院長のご指導のもと、
副院長として病院の運営にも携わっておりました。
 京都医療センターは明治41年に京都衛戎(えいじゅ)病院として設立され、以来1世紀以上の長い歴史を持ちます。
 令和7年4月現在の実働病床数は545床で、38の診療科を有しています。緩和ケア病棟や、臨床研究センター、がんセンターを有する点も当院の特徴です。
伏見区は京都市の中で最大の人口27万人を擁する行政区ですが、その中で唯一の高度急性期病院、救命救急センター、がん診療連携拠点病院として質の高い医療を展開しています。
 4年前、私が当院に着任した当時は、新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)の真っただ中でした。パンデミックはようやく終息の兆しを見せていますが、私たちの生活スタイルや医療をとりまく社会情勢が完全に元に戻ることはありません。パンデミックの間にも医療技術が進歩し、画期的な新薬が次々に登場し、急速な少子高齢化によって疾病構造や地域の医療のニーズも大きく変わりました。急性期病院の経営環境も大きく変化しています。医療には継続性や伝統も重要ですが、時代に応じて変化していくことも極めて重要です。
 当院では小池薫前院長のもとでさまざまな設備やシステムが導入され、「フレンドリー」を合言葉として病院職員の意識改革も進められました。私たちはその成果を受け継ぎつつ、変化する時代の波に適応し、時には先取りする病院を目指して参ります。患者さん一人ひとりに最適で質の高い医療を提供するために、地域の病院やクリニック、福祉施設や行政との連携も強く推進してまいります。
 今後とも〝この街の医療をささえる〞をモットーとして、みなさまから信頼され愛される病院を目指してまいりますので、京都医療センターをどうぞよろしくお願い申し上げます。 

令和7年4月1日

国立病院機構 京都医療センター
院長 川端 浩

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