京都医療センター

循環器内科

循環器内科

病棟・CCU

循環器一般病棟

予定入院の患者さんは一般病棟に入院となります。
入院当日、エレベーターで7階まで上がって頂き、向かって左手にお進みください。

循環器内科の専門病棟は第2病棟7階になります。(院内のベッドの状況によっては他の病棟となるケースがございます。その場合でも万全の看護体制を敷いておりますのでご安心ください。)

受付で本日入院である旨をお伝えください。担当の者が部屋にご案内致します。
お部屋は大部屋の他にユニットAという少しプライベートな空間が確保された部屋と、特別室Cという完全個室の部屋があります。
また、すべての部屋が個室である特別室個室病棟のお部屋はトイレ、シャワーが完備している特別室Sというお部屋もございます。外来での入院説明の際にご希望を伺いますので担当の者にお伝えください。(その時の病棟の状況によりご希望に沿えないことがあることをご了解ください。)

ユニットA

特別室C

特別室個室病棟内 特別室S

病棟の入り口すぐのところにデイルームと呼ぶスペースを設けております。伏見桃山城が一望できるゆとりあるスペースとなっておりますので、是非ご利用ください。

ナースステーションでは医師、看護師が患者さんの治療に従事しております。
モニター心電図で患者さんの心電図のチェックをしています。

CCU

循環器疾患は時として突然発症、重症化して緊急入院となるケースがあります。
そのような時には当院2階にある救命救急センター内のCCUに入院して頂き集学的治療を行います。
CCUはCoronary Care Unitの頭文字をとったものです。日本語にすると「冠疾患治療病棟」になります。当初は急性心筋梗塞や不安定狭心症といった冠動脈疾患に対して集学的治療を行うための病棟でした。しかし近年は冠動脈疾患以外に急性心不全、肺塞栓、重症不整脈、大動脈解離、心肺停止蘇生後などの様々な重症疾患に対応しています。病状に応じて大動脈バルーンパンピング(IABP)、経皮的人工心肺装置(PCPS)などの補助循環装置を使用して治療に当たります。

救命救急センター内の様子です。
多くの患者さんを同時にみることができるようにベッドの間には壁はなく、ロールカーテンで仕切るようにしています。

重症な方に入院して頂くベッドです。人工呼吸器や、IABP、PCPSなどの循環補助装置が配置できるように、また様々な処置ができるように広いスペースを確保しております。

IABPです。鼠径部から大動脈内に留置することにより心臓の働きをサポートします。

PCPSです。心臓の機能が極端に低下した患者さんに使用します。

このような様々な機器を使用しながら心臓の機能をサポートします。同時に薬物療法を行って自分の心臓の機能の改善を図ります。

病状が少し安定した方は同じフロア内のお部屋に移動して頂き、一般病棟に移れるレベルに回復するまで治療を続けます。

当院では24時間365日体制で循環器内科医師が院内で待機していますので、重症な患者さんが来られた場合には速やかに対応して高度で専門的な治療を行うことが可能です。毎年300人前後の患者さんがCCUに入院されています。医師、看護師、臨床工学技士、検査技師、放射線技師ら多職種が”One team”で治療にあたって患者さんが回復できるように努力していく所存です。

部門責任者:益永 信豊(病棟医長)