RSウイルスワクチン(注射名:アブリスボ®)のご案内
RSウイルスワクチン(注射名:アブリスボ®)とは
RSウイルスワクチンとは、生まれてくる赤ちゃんのために妊娠中に接種するワクチンです。
2024年6月から、生まれてくる赤ちゃんがかかる可能性があるRSウイルス感染症予防のため、妊娠中にワクチン(注射名:アブリスボ®)が接種できるようになりました。
- 対象者 妊娠24週から36週の妊婦さん、推奨は28週から34週
(ただし接種後14日以内に赤ちゃんが産まれた場合には効果が不十分なことがあります) - 接種方法 筋肉注射1回
- 費用 約3万3千円
- ワクチンの効果が持続する時期 出生直後からおおよそ生後6ヶ月まで
*ワクチンについて詳しく知りたい場合には担当医に申し出てください。
RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症は新生児や乳幼児においてはウイルス性の風邪の主な原因のひとつであり、ほぼ全てのお子さんが2歳までに感染するとされています。
症状は感冒症状から上気道症状(鼻詰まり、鼻水、くしゃみ)、下気道症状(咳、呼吸困難、ゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴)まで様々ですが、特に産まれて6ヶ月までのお子さんが重症化しやすいです。
2歳未満の医療機関を受診したお子さんのうち4人に1人で入院が必要で、このうち産まれて6ヶ月までのお子さんが4割を占めていました。
現在RSウイルス感染症について治療法は確立されておらず症状を和らげる対症療法や呼吸を助ける治療が主体です。重症のお子さんについては入院し、酸素投与や人工呼吸器が必要となることがあります。
妊娠中に接種するとお母さんの体内でRSウイルスに対する抗体が作られます。その抗体がお母さんから赤ちゃんに移行することで、RSウイルス感染症による下気道疾患の発症と重症化を予防します。


