京都医療センター

内分泌・代謝内科

内分泌・代謝内科について

  1. 内分泌代謝疾患に関する良質で高水準の医療を提供します
  2. 満足のいく十分な説明を行い、安心できる医療を提供します
  3. 十分な診療情報提供と逆紹介により、病診連携を促進しています

特色・取り組み

内分泌代謝疾患とは「ホルモンの乱れに起因する病気」を総称するものです。
下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、性ホルモンの異常をきたす疾患の他、内分泌疾患を疑う必要のある、高血圧、糖尿病、肥満、高脂血症などの生活習慣病、電解質異常、骨粗鬆症なども対象としており、糖尿病センターと連携して治療にあたっています。
地域における内分泌代謝疾患の専門診療を担っており、 1999年には内分泌代謝性疾患に関する高度専門医療施設(準ナショナルセンター)として国の指定を受けています。
全国の内分泌・代謝疾患の「専門医療施設」と内分泌・代謝疾患ネットワークを構築しています。
また、日本内分泌学会認定教育施設および日本甲状腺学会認定専門医施設に認定されています。

診療内容

外来では、血液検査、画像検査(レントゲン、CT、MRI、アイソトープ検査や甲状腺エコー)、甲状腺の細胞診などをおこなっています。
また、セカンドオピニオン外来も可能です。

主に以下の疾患について取り扱っています。

下垂体の病気
下垂体腫瘍
先端巨大症、クッシング病プロラクチノーマ、TSH産生腫瘍など
下垂体機能低下症
汎下垂体機能低下症(Sheehan 症候群を含む)、下垂体ホルモン単独欠損症(低身長症を含む)、中枢性尿崩症、リンパ球性下垂体炎など
甲状腺の病気
甲状腺機能亢進症(甲状腺中毒症)
バセドウ病、プランマー病など
破壊性甲状腺中毒症
亜急性甲状腺炎無痛性甲状腺炎など
甲状腺機能低下症
慢性甲状腺炎(橋本病)、術後または放射性ヨード療法後の甲状腺機能低下症、先天性甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモン不応症を含む)など
甲状腺腫瘍(腺腫様甲状腺腫を含む)
副甲状腺の病気

原発性副甲状腺機能亢進症、続発性副甲状腺機能亢進症
副甲状腺機能低下症(偽性副甲状腺機能低下症を含む)など

副腎の病気
副腎腫瘍
クッシング症候群原発性アルドステロン症(特発性アルドステロン症を含む)褐色細胞腫、副腎偶発腫など
副腎皮質機能低下症
アヂソン病、急性副腎不全(副腎クリーゼを含む)など
先天性副腎過形成
性腺の病気

ターナー症候群、クラインフェルター症候群、性腺機能低下症など

骨粗鬆症・サルコペニア
骨粗鬆症
骨の「密度」や骨の「質」が低下して、骨折しやすくなります。
サルコペニア
加齢によって筋肉量が減り、握力や歩く速度が低下するなど、身体機能に影響がでる状態。日常生活に支障がでるのみならず、転倒・骨折、生活習慣病、認知症などのさまざまな病気のリスクとなります。
メタボリックシンドローム

高血圧、肥満、糖尿病などの生活習慣病の中にも内分泌の病気が隠れています。

その他

腎性尿崩症、多発性内分泌腺腫症(Ⅰ型,Ⅱ型)
電解質異常(低カリウム血症、低ナトリウム血症、低カルシウム血症、高カルシウム血症など)、高脂血症、高尿酸血症など

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