京都医療センター

骨粗鬆症・サルコペニア外来

骨粗鬆症・サルコペニア外来

人生100年時代を迎え、年齢を重ねても、自立した楽しい日々を送りたいと願う皆さまの声を聞き、『骨と筋肉を強くし、健康長寿を目指す』をコンセプトに、2017年1月より骨粗鬆症、サルコペニアの専門外来を行っています。継続した治療を受けやすいように、かかりつけ医と連携しています。お気軽にご相談ください。

日時   :
毎週木曜日
場所   :
内分泌・代謝内科 内分泌・甲状腺・高血圧センター
外来担当医
〈第1・3・5週〉日下部 徹
〈第2・4週〉八十田 明宏

【主な対象患者さん】

  • 大腿骨近位部骨折/腰椎圧迫骨折の既往
  • 早発閉経(45歳未満)
  • 長期ステロイド治療
  • 関節リウマチ/糖尿病/慢性腎臓病(CKD)/慢性肝疾患/慢性閉そく性肺疾患(COPD)など
  • 前立腺がん、乳がんに対するホルモン療法

その他お気軽にご相談ください

かかりつけ医との連携ネットワーク

骨粗鬆症

骨の「密度」や骨の「質」が低下して、骨折しやすくなります

脊椎圧迫骨折
大腿骨近位部骨折

骨粗鬆症の危険因子

こんな人は注意!

  1. 年齢;男性 70歳以上、女性 65歳以上
  2. やせている
  3. 両親が大腿骨を骨折したことがある
  4. タバコを吸う、もしくは毎日1合以上飲酒する
  5. (女性の方) 45歳未満で閉経した
  6. 若い頃、過度なダイエットをしたことがある
  7. 若い頃より身長が縮んだ
  8. ちょっとしたことで骨折したことがある
  9. ステロイドの服用歴がある
  10. 糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、慢性肝疾患、関節リウマチ、慢性閉そく性肺疾患(COPD)で治療中である
  11. 前立腺がん、乳がんでホルモン療法中である

骨粗鬆症・診断までの流れ

  1. 骨密度検査
    腰椎と大腿骨の骨密度を測定します。全身骨密度を測定すると、筋肉量を算出することもできます。
  2. 胸腰椎(きょうようつい)レントゲン検査
    骨粗鬆症では、痛みがなくても背骨が折れていることがあるため、レントゲンで評価します。
  3. 血液・尿検査
    「骨代謝マーカー」によって、骨の代謝状態を知ることができます。

骨密度検査(DXA法)

骨粗鬆症は自覚なく進むことがほとんどです。骨や筋肉の状態をチェックしてみませんか?

サルコペニア

加齢によって筋肉量が減り、握力や歩く速度が低下するなど、身体機能に影響がでる状態。サルコペニアの有病率は6-12%といわれています。骨粗鬆症患者では、サルコペニアを2-3倍合併しやすいことが知られています。

サルコペニアが引き起こす問題

  • 転倒や骨折
  • 日常生活に支障
  • 生活習慣病や認知症などのさまざまな病気のリスク