京都医療センター

臨床評価指標(QI指標)への取り組み

臨床評価指標(QI指標)への取り組み

国立病院機構では、質の高い医療を提供するため、厳しい目で各病院の医療の評価を行なっています。医療の質向上に向けてたゆまぬ努力を続けることは我々職員の使命です。その一環として、医療サービスの提供過程(プロセス)と提供された医療により得られた成果(アウトカム)の側面から、臨床評価指標を用いて医療の質を評価しています。

他の指標については、国立病院機構本部HPでご確認ください

医療の質の評価・公表推進事業における臨床評価指標
https://nho.hosp.go.jp/cnt1-1_000085_00002.html

急性脳梗塞患者に対する早期リハビリテーション開始率

分子
分母のうち、入院してから4日以内にリハビリテーションが開始された患者数
分母
急性脳梗塞の発症3日以内に入院し、入院中にリハビリテーションが実施された退院患者数
解説
脳梗塞は、脳の血管が細くなったり、血管に血栓が詰まることで、脳に酸素や栄養が送られなくなり、その部位の脳組織が壊死あるいは壊死に近い状態に陥ってしまう病気です。
脳梗塞により、運動障害、言語障害、感覚障害等の後遺症が残ることがあります。発症後に寝たきりの期間が長くなると、体力の低下や認知機能の低下等が起こるため、早期からのリハビリテーションが重要になります。そして、後遺症に対する機能回復や日常生活の自立、早期の社会復帰を目指したリハビリテーションへとつなげていくことが求められます。
ただし、休日のリハビリテーションを行っていない施設では、手術日によってリハビリテーションの開始が遅れる場合があるなど、施設の体制によって最短の日数が異なります。

年度 分母 分子 実施率
2020年度 149 146 98.0%
2019年度 116 104 89.7%
2018年度 148 125 84.5%