京都医療センター

小児科

新生児集中治療室(NICU)について

概要

当院は、国の政策医療である成育医療の近畿地区基幹医療施設として、新生児・未熟児の医療に力を注いでいます。
また、京都南部における周産期母子医療の中核施設として、他院で生まれた赤ちゃんの受け入れも行っております。
糖尿病・甲状腺疾患等の妊娠、切迫早産、胎児異常等リスクの高い妊娠に対する医療及び高度な新生児医療や、ハイリスク新生児の長期フォローアップを行っています。
また周産期医療従事者への教育や研修も行っています。

特徴

  1. ハイリスク分娩に小児科医の立ち会い
    当院では、年間約400件の分娩のうち、帝王切開や無痛分娩、その他リスクの高い分娩すべてに、赤ちゃんのことを熟知した小児科医が立ち会います。
  2. 赤ちゃんにやさしい病院
    母と子の絆を育むことを大切にし、母乳育児の推進に取り組んでいます。
    赤ちゃんのお母さんとの交換日記なども活用し、母子愛着形成にも、熱心な看護スタッフが付き添います。
    ご両親の面会時間は、13:00~19:00 です。できるだけ、赤ちゃんと一緒にお過ごし下さい。
  3. 早期母児接触抱っこ(skin to skinの抱っこ)
    小さく生まれた赤ちゃんも、状態が良くなれば、一時的に保育器の外に出して抱っこすることができます。
    お母さんだけでなく、お父さんにも抱っこして頂けます。
    スキンシップや語りかけなど、早期からのコミュニケーションによって親子の絆が強まるだけでなく、授乳やおむつの交換、沐浴、着せ替えなどに、ご両親とも積極的に慣れていただくことができます。

NICUの紹介

どんな人が働いているのですか?

医師や看護師・助産師が、みんなで赤ちゃんを看ています。
詳しくはスタッフ紹介をご覧下さい。

NICUの中はどんな感じですか?

  • ご家族のご了承を得て掲載しています。
  • 赤ちゃんの状態をみるために、オムツだけで保育器に入ります。
  • 赤ちゃんの病状によって、点滴や色々なチューブやコードがついています。
  • 退院前には保育器からでることができます。

見ることしかできないのですか?

  • ご家族のご了承を得て掲載しています。
  • 生まれてすぐの赤ちゃんにも、手を洗うと触れることができます。
  • 赤ちゃんの写真やビデオを撮ったりできます。
  • 赤ちゃんの状態がよくなれば、抱っこをしたり、おっぱいをあげたりもできます。
  • 面会時間を利用して授乳の練習をしていきましょう。

どれくらいで退院できますか?

赤ちゃんの状態にもよりますが、37週以降、かつ体重が 2300g〜2500g以上 で問題が無ければ退院できます。

ご両親へ

わからないことや聞きたいことが ありましたら、いつでも お尋ねください。