国立病院総合医学会





脳神経外科

 

診療のモットー

  1. いざという時にできるだけ早く対処し、患者さんにより信頼される診療を行います
  2. より低侵襲でQOLを重視した治療を行います

当科の特色

  1. 当科は、脳卒中や頭部外傷などの脳神経外科領域の救急疾患に24時間対応し、地域救急医療に貢献していると同時に、困難な脳神経系疾患に対して集約的な治療も行っています。
  2. 脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷、脊髄疾患など脳神経外科領域全般にわたって、患者さんの入院および外来加療を行っています。
  3. 脳神経外科領域の疾患では、緊急に手術等の処置を行わなければ生命にかかわる場合もあれば、逆に病気はあるものの、定期的に外来で経過を観て行くことが適当である場合もあります。
  4. 上記3.のような場合を除けば、手術をすべきかどうかは、その疾患自体だけではなく、症状や年齢、全身状態、手術の難易度、さらには患者さんの性格や家族構成などを考慮して決めるべきであり、たとえ同じ疾患でも個々の患者さんによって方針が異なって来ます。
  5. 私たちは、患者さんご自身やご家族に充分に病気についての説明をし、相談をした上で、インフォームドコンセントをとり、その上で適切な治療方針をとることが大切であると考えています。
  6. いったん手術が必要であると決まった場合には、たとえ難易度の高い手術でも、従来の顕微鏡を用いた開頭手術に加え、血管内手術や神経内視鏡手術などの様々な手術法を用い、積極的に治療を行っています。

救急医療

脳卒中では、発症してからどれだけ早く治療が開始できるかが勝負となり、超急性期の血栓溶解薬 (rt-PA) の点滴治療をはじめとする専門的な治療が迅速に施行できることが必要です。これに対応するため、脳神経専門医が24時間院内に待機し、CT、MRI、血管撮影など診断に必要な諸検査も昼夜問わず24時間施行可能な体制となっています。
その他、重症頭部外傷などの緊急処置を要する脳神経外科領域疾患に対しても、院内待機医システムによって迅速に対応することが可能となっています。

※重症脳卒中患者をより集中的に治療・看護するために、2011年1月には脳卒中集中治療室 (Stroke Care Unit: SCU) の開設が予定されています。


脳神経センター

2003年に、脳神経外科医、神経内科医、脳卒中専門医、脳血管内治療専門医、神経内視鏡技術認定医などから構成される脳神経センターが開設されました。 内科的治療や顕微鏡を用いた開頭手術をはじめとして、カテーテルによる血管内手術、さらには神経内視鏡手術といった多様な治療法を選択することで、様々な脳神経疾患の分野に対して包括的に対応できるようになりました。
週2回の合同カンファレンスでは、これら専門医に加えて、看護師や薬剤師、栄養士、音楽療法士なども参加し、脳神経センターに入院中のすべての患者さんについて検討を行い、個々の症例に最も適した診断や治療方針を定めています。


地域との連携

早期からのリハビリが大切である脳卒中に対して、2008年12月より脳卒中地域連携パスを導入し、地域医療施設と連携して、急性期病院から回復期病院を経て自宅に帰れるよう努めています。


他科との協力

当センターでは、お互いの科が連携して治療の自由度を高めたり、情報を交換することで診断の精度を高めたりすることに努めています。

交通外傷や転落事故などの重症多発外傷では、救命救急医が中心となって、必要に応じて脳神経外科医、外科医、整形外科医、形成外科医、眼科医、耳鼻科医などが緊急に迅速に対応できるシステムとなっています。
頭蓋底部の腫瘍に対して、頭頚部外科、脳神経外科、形成外科などが協力して行っている根治術の症例数は、全国でも有数のものです。
頭頸部脳血管病変を来し易い糖尿病患者に対しては、糖尿病科と協力して、糖尿病脳血管合併症外来を設け、スクリーニングに努めています。
診断技術を高めるため、放射線科や病理部門と定期的にカンファレンスを行っています。
全国の国立病院機構に属する医療センターと連携して臨床研究を行い、より効果的な治療法や適切な診断法を模索しています。

診療内容

主に以下のような診療を行っています。
脳血管障害脳梗塞クモ膜下出血未破裂脳動脈瘤脳内出血その他の脳血管障害
脳神経血管内治療
脳腫瘍神経膠腫/グリオーマ下垂体腺腫頭蓋底腫瘍聴神経腫瘍転移性脳腫瘍脳内リンパ腫胚細胞腫髄膜腫頭蓋咽頭腫
神経内視鏡手術
頭部外傷
脊椎背髄疾患
機能的脳神経外科顔面けいれん三叉神経痛
※詳しい情報をお知りになりたい方は、該当する青の文字(リンク)をクリックしてください。

スタッフ紹介



副院長
つかはら てつや
塚原 徹也

◆出身大学
京都大学
◆専門分野・得意疾患
脳卒中外科、脳血管障害、脳腫瘍、脳神経外科一般
◆認定・専門医等
日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医・評議員
日本脳卒中学会 脳卒中専門医・評議員


京都大学 医学博士
京都大学医学部 脳神経外科 臨床教授
公益社団法人 日本脳卒中協会 京都府支部長


診療科長
ふくだ しゅんいち
福田 俊一

◆出身大学
京都大学
◆専門分野・得意疾患
脳血管障害、頭蓋底外科、良性脳腫瘍、聴神経腫瘍、脳神経外科一般
◆認定・専門医等
日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医、 地方会評議員
日本脳卒中学会 脳卒中専門医 

京都大学医学博士
京都大学医学部非常勤講師  


医長
あおき ともかず
青木 友和

◆出身大学
愛媛大学(京都大学院)
◆専門分野・得意疾患
脳腫瘍(悪性)、下垂体腫瘍 、顔面けいれん、三叉神経痛
◆認定・専門医等
日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医 指導医、地方会評議員
日本脳卒中学会 脳卒中専門医
日本癌治療学会 暫定教育医 脳腫瘍ガイドライン作製委員
アメリカ癌治療学会(ASCO)会員

京都大学医学博士
京都大学医学部非常勤講師   

◆ベストドクターズ The Best Doctors in Japan(2016-2017)選出


医師
にしかわ ともふみ
西川 智文

◆出身大学
京都大学
◆専門分野・得意疾患
脳腫瘍。脳卒中の一次予防及び急性期加療。脳室及びその周囲疾患に関する 内視鏡的加療

◆認定・専門医等
日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
脳卒中学会 脳卒中認定医
日本癌治療学会 癌治療認定医
神経内視鏡学会 認定医


医師
かわかみ おさむ
川上 理

◆出身大学
鳥取大学、京都大学大学院
◆専門分野・得意疾患
脳血管障害、脳神経外科一般

◆認定・専門医等
日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
日本脳卒中学会 脳卒中専門医
日本脳卒中の外科学会 技術指導医
日本脳神経血管内治療学会 専門医
日本神経内視鏡学会 技術認定医
日本脊髄外科学会 認定医
京都大学博士(医学)


医師
かわらざき さとる
河原﨑 知

◆出身大学
順天堂大学
◆専門分野・得意疾患

◆認定・専門医等
日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医


医師
どい けんと
土井 健人

◆出身大学
京都大学
◆専門分野・得意疾患
脳血管障害、脳腫瘍、脳神経外科一般
◆認定・専門医等
日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
日本脳卒中学会 脳卒中専門医


※外来日は外来担当表をご覧ください。


診療実績/教育・研究活動

 ●診療実績とこれまでの教育・研究活動の一覧は、

→こちらのページをご覧ください。


関連機関へのリンク

脳卒中に関する社会啓発活動報告