がん医療研究室の紹介
日本の死亡順位の第1位はがん(悪性新生物)です。がんの中で特に多い胃がん・大腸がん・肺がん・肝臓がん・乳がんは主要五部位がんまたは五大がんと呼びます。最近の診断技術や治療法の進歩はがんの治療成績に大きな改善をもたらしました。しかし、まだその治療成績は満足するものではなく、毎年30万人以上ががんで死亡します。
がんに対しての治療は、1)手術、2)抗癌薬を用いた化学療法、3)放射線治療を中心に行われており、がんの診断や治療については多くの研究がなされています。当研究室では、卵巣がん・卵管がん・腹膜がん、子宮間葉性腫瘍を中心に悪性腫瘍に対する新しい診断法や治療法の研究を行うとともに全国の多施設共同臨床研究を主催して、悪性腫瘍の診断と治療成績の向上をめざしています。
研究室長 林 琢磨
臨床医療
- 京都大学医学部附属病院連携 癌ゲノム医療
- 保険収載された癌ゲノムパネル診断による、癌治療方針の検討
- 厚生労働省事業 高度がん治療センター
臨床研究
「国立病院機構共同臨床研究 平成31年度 NHO ネットワーク共同研究」
免疫組織化学的バイオマーカーによる子宮間葉性腫瘍の予後予測法の確立に関する研究
(PRUM IBio study)
診断が極めて困難な子宮間葉性腫瘍に対する補助診断法の確立
https://upload.umin.ac.jp/cgi-open-bin/ctr/ctr_view.cgi?recptno=R000044182
婦人科腫瘍(卵巣癌、子宮平滑筋肉腫)に対するリキッドバイオプシー診断法の確立(科学研究費補助金)産婦人科と共同研究
行政事業
- 東京都 COVID 19 タスクホース 技術アドバイザー
- 人獣共通感染症 :SARS-CoV-2の検出方法の確立(下水道など)
プロジェクトの紹介
研究業績
報道関係
- 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のミンクへの感染機序に関する新たな研究成果
(科学新聞/2020年10月23日) - バイデン大統領も再び陽性に…専門家に聞く「新型コロナリバウンド」のナゼ
(日刊ゲンダイDIGITAL/2022.08.05) - 若年層や女性が感染しやすい…「オミクロン株」の怖さと対策を専門家に聞いた
(日刊ゲンダイDIGITAL/2022.01.15) - 重感染、スーパー感染…新型コロナに続くインフルエンザ流行の備えはどこまで?
(日刊ゲンダイDIGITAL/2021.10.16) - 遺伝子書き換え、不妊…新型コロナのワクチン接種をめぐる「デマ」と「事実」を専門家に聞いた
(日刊ゲンダイDIGITAL/2021.09.24) - ワクチン2回接種の高齢者にコロナ感染が増えている理由 専門家に聞いた
(日刊ゲンダイDIGITAL/2021.09.05)