京都医療センター

薬剤部

薬剤部

役割

われわれ薬剤師は、医師、看護師をはじめとする医療スタッフと連携を密にし、医薬品適正使用の推進、医薬品に係る医療事故の防止および薬物療法の適正化に貢献するとともに、薬剤師の専門性を発揮して、より質の高い安全・安心・納得の医療を提供することを目指しています。

概要

薬剤師 38名(治験管理室専従CRC 2名含む)(2022年7月現在)
院外処方箋発行率 95.6%(2022年度データ)
薬剤管理指導件数 1,593件/月(2022年度データ)
病棟薬剤業務実施加算1 2,146件/月(2022年度データ)
病棟薬剤業務実施加算2 613件/月(2022年度データ)
プレアボイド報告件数 1,337件(2022年度データ)
後発医薬品使用数量割合 90.3%(2023年6月)

主な業務

調剤、製剤(特殊製剤、注射薬無菌調製など)、医薬品管理、医薬品情報管理、薬剤管理指導、治験管理、研究・研修およびチーム医療への参画(院内感染、糖尿病療養指導、褥瘡、化学療法、緩和ケア、栄養サポート)など

調剤業務

薬剤師は専門的な知識を活かして、医師によるお薬の指示書である処方せんに基づいて調剤を行っています。この時、処方せんの内容を充分にチェック(薬の量、のみ方、使い方、のみ合わせなど)した上、細心の注意を払って調剤し、患者さんが安全・安心にお薬をのんで(使用して)いただけるように努めています。

製剤業務(注射薬無菌調製)

治療や診断に必要な特殊製剤や消毒薬の調製などを行い、患者さんの治療や院内感染の防止に役立てています。
また、清潔な無菌室(クリーンルーム)の中において、TPN(中心静脈栄養)の調製や病棟・外来化学療法室と連携して抗悪性腫瘍剤の無菌調製を行っています。

医薬品管理業務

薬剤師による専門的な知識を基に、 医薬品の購入から患者さんにお薬が交付されるまでの医薬品の品質を適正に管理しています。

医薬品情報管理業務

お薬に関するあらゆる情報を収集・分析・評価し、医師、看護師など医療スタッフに対して迅速に情報を伝達することにより、患者さんに良質な医療を提供できるようにサポートしています。
また、院内で発生した医薬品の安全性に関する情報を、医師や看護師と連携して収集し厚生労働省に報告するとともに副作用の防止に努めています。

薬剤管理指導業務

各病棟フロアの担当薬剤師が患者さんやご家族と面談して、持参薬、副作用歴、アレルギー歴、服薬状況をお聞きした上で、お薬の説明(効果、副作用、服用法、飲み合わせなど)をして、お薬に対する疑問や不安を解消することで安心して治療を受けることができるように努めています。
病棟において定期的に糖尿病や心不全のお薬についての教室も行っています。
また、病棟カンファレンスや回診などに参加して医師・看護師・その他のコメディカルとの情報交換を行い、適切な医療品の選択や副作用管理を行っています。

治験管理業務

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研究・研修業務

国内外の学会や研究活動にも参加して、最新の医学・薬学の知識を修得するよう努めています。また、薬学部学生・大学院生・薬剤師などの実習を積極的に受け入れるとともに、日本薬剤師研修センターの薬剤師実務研修および治験コーディネーター養成研修の受け入れ施設にも指定され、次世代を担う医療人の育成に努めています。