臨床栄養科
- 患者さんの栄養管理に努めます
- 衛生管理に十分配慮した安全・安心な食事の提供に努めます
- 栄養状態に合った精度管理された食事を提供します
- 食欲増進に繋がる食事提供に努め、行事食の提供に努めます
- 患者さんの栄養状態の維持・改善に努め退院前の栄養相談の推進に努めます
- チーム医療に積極的に参加し、栄養管理に関する研究を推進します
特色・取り組み
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食事の種類 約180種類をご用意できます
- 一般治療食
普通食・軟菜食・5分菜食・3分菜食・流動食・妊産婦食・小児食など - 特別治療食
腎臓食・糖尿食・心臓食・肝臓食・膵臓食・胃潰瘍食・術後食・低残渣食・濃厚流動食・低食欲時食・PS(特別に調整)食など
- 一般治療食
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患者さんの栄養状態の改善のために以下のことを実施しています
提供する食事は適時適温で召し上がっていただけるよう温冷配膳車を使用しています
NST(栄養サポートチーム)による栄養管理、緩和ケア個人調整、入院・外来患者さんの個人栄養食事相談、集団教室などの業務を行っています
食事時間 | 朝食 7時45分 | 昼食 12時15分 | 夕食 18時00分 |
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低食欲時食をご用意しています
治療の関係等で、食欲が低下した方のために少量で嗜好を考慮したメニューを提供しています
>>低食欲時食献立例 -
PS(パーソナルサポート)食を提供しています
低栄養の患者さんには、主治医の依頼で栄養評価を行い、その方に適した栄養方法をチームで検討して対応しています(NST(栄養サポートチーム))
既存の食事では食事摂取が進まない方や繊細な調整が必要な場合など、患者さんに寄り添い個別の対応食を提供しています
>>PS食献立例 -
嚥下食を提供しています
咀嚼や嚥下(飲み込み)に障害がある患者さんへのサポートとして嚥下食を提供しています
>>嚥下食献立例 -
妊産婦食を提供しています
一般の食事よりも高栄養で、女性が喜んでいただけるような妊産婦食を提供しています
またご出産の喜びを少しでもサポートさせていただきたくお祝膳を提供しています
>>妊産婦食、出産お祝い膳献立例 -
行事食で食の楽しみを増やす工夫をしています。
入院中の患者さんに、少しでも季節感を味わっていただきたいとの思いから行事食を提供しています
>>行事食献立例 -
特別メニューをご用意しています
特別室個室病棟にご入院されている患者さんを対象として、平日(土、日、祝以外)の夕食に通常の献立とは別に患者さんの要望に応じた特別なお食事を提供しています
>>特別メニュー食献立例 -
緩和ケア病棟にご入院の患者さんへの取り組みを行っています
緩和ケア病棟ご入院の患者さんやそのご家族が楽しくお過ごしいただけるよう、毎月イベントを開催し、手作りの折詰弁当やデザートを提供しています
また誕生日会などのお手伝いも実施しています
>>緩和ケア行事食献立例
その他の取り組み
入院患者さんが、満足して喫食していただくために嗜好調査、残食調査を実施しており、その結果をもとに検討会を実施し献立に反映させています
大量調理施設衛生管理マニュアルに準じて安全に食事を提供しています
また大規模災害などに備えた非常食を常備しています
栄養食事相談を受けてみませんか?
糖尿病、脂質異常症、腎臓病、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病に対する食事療法、がん、手術後の食事についてなどあらゆる疾患に対して栄養食事相談を行っています。ご希望の方は、主治医にご相談ください
集団教室も実施しています
糖尿病、妊産婦の方を対象にした集団教室もそれぞれ実施しています
くわしくは、診療科でお尋ねください
実績/教育・研究活動
栄養相談
令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | |
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個人栄養相談 | 2892件 | 2692件 | 3291件 | 3285件 | 2775件 |
チーム医療活動状況
栄養サポートチーム | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 |
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カンファレンス件数 | 174件 | 161件 | 94件 | 84件 | 83件 |
算定件数 | 1249件 | 906件 | 1204件 | 963件 | 1182件 |
早期栄養介入管理 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 |
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算定件数 | 563件 | 1209件 | 2572件 | 3108件 |
教育活動
管理栄養士教育 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 |
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臨地実習(大学) | 5校 | 7校 | 8校 | 8校 | 6校 |
大学院 | 1名 | 1名 |
地域活動
イベント名 | 講演内容/活動内容 |
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第36回サマーキャンプ | 低学年勉強会 スタッフ派遣 |
第21回伏見栄養療法・在宅医療研究会講演 | 在宅に向けての当院管理栄養士の関わり |
第11回医療連携フォーラム講演 | 糖尿病“手こずり症例”生活習慣の改善が困難な肥満症例、認知機能生涯により事故管理が困難な症例 |
第9回腎臓病教室 | フレイル・サルコペニアを防ぐ食事 |
伏見内分泌代謝ネットワーク第30回連携の会 | 骨粗鬆症とダイエット |
第16回脳卒中市民公開講座 | 食事から防ぐ!~脳卒中のいろは~ |
第18回メタボ会 | もう一度振り返ろう~食事療法から当院レシピ本の活用 |
京都市社会福祉協議会 | 食べることがこれからの身体をつくる |
第12回医療連携フォーラム | 糖尿病性腎症の重症化予防への介入~透析予防外来の効果~ |
研究活動
投稿論文など |
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【周産期と最先端サイエンス】産科領域 コンピュータサイエンス・エンジニアリングの進歩 糖尿病管理における新規デバイスの展開 周産期医学, 52, 7, 963-966, 2022.07, 東京医学社 ○村田 敬 |
新規血糖コントロール指標TIR、TAR、TBRの臨床研究における活用 日本先進糖尿病治療研究会雑誌, 16, 1, 17-27, 2022.08 ○廣田 勇士、村田 敬 |
【かかりつけ医からみた糖尿病診療】糖尿病の基礎知識 糖尿病診療における先進デバイスの活用 診断と治療, 110, 3, 275-281, 2022.03, 診断と治療社 ○澤木 秀明、村田 敬 |
Prevention of hypoglycemia by intermittent-scanning continuous glucose monitoring device combined
with structured education in patients with type 1 diabetes mellitus:A randomized, crossover trial Diabetes Research and Clinical Practice, 195, 110147, 2023.01 ○ISCHIA Study Group( Takashi Murata, Kiminori Hosoda, Kunihiro Nishimura, Yoshihiro Miyamoto, TNaoki Sakane, Noriko Satoh-Asahara, Masao Toyoda, Yushi Hirota, Munehide Matsuhisa, Akio Kuroda, Ken Kato, Ryuji Kouyama, Junnosuke Miura, Atsuhito Tone, Masato Kasahara, Shu Kasama, Shota Suzuki,Yukie Ito, Tomokazu Watanabe, Akiko Suganuma, Zhuo Shen, Hiroko Kobayashi, Satoshi Takagi, Sari Hoshina, Kanako Shimura, Yukiko Tsuchida, Moritsugu Kimura, Nobumichi Saito, Akira Shimada,Yoichi Oikawa, Atsushi Satomura, Akifumi Haisa, Satoshi Kawashima, Shu Meguro, Hiroshi Itoh, Yoshifumi Saisho, Junichiro Irie, Masami Tanaka, Masanori Mitsuishi, Yuya Nakajima, Jun Inaishi, Kenichiro Kinouchi, Shintaro Yamaguchi, Arata Itoh, Kazutoshi Sugiyama, Kazuma Yagi, Tami Tsuchiya, Noriko Kodani, Ikki Shimizu,Tetsuya Fukuda, Yoshiki Kusunoki, Tomoyuki Katsuno, Yuka Matoba,Yumi Hitaka, Kentaro Abe, Natsuko Tanaka, Ryoko Taniguchi, Toshihiko Nagao, Kazuyuki Hida, Izumi Iseda, Masaya Takeda, Yuichi Matsushita, Masafumi Tenta, Tsuyoshi Tanaka, Kunichi Kouyama, Michiru Fukunaga) |
Diabetic ketoacidosis after the second dose of SARS-CoV-2 mRNA vaccination in a patient with pembrolizumab-induced fulminant type 1 diabetes Diabetology International ○Kohei Nishino, Kimiko Nakagawa, Eriko Yase, Mariko Terashima, Takashi Murata |
To Use or Not to Use a Self-monitoring of Blood Glucose System? Real-world Flash Glucose Monitoring
Patterns Using a Cluster Analysis of the FGM-Japan Study Internal Medicine ○Naoki Sakane, Yushi Hirota, Akane Yamamoto, Junnosuke Miura, Hiroko Takaike, Sari Hoshina,Masao Toyoda, Nobumichi Saito, Kiminori Hosoda, Masaki Matsubara, Atsuhito Tone,Satoshi Kawashima, Hideaki Sawaki, Tomokazu Matsuda, Masayuki Domichi, Akiko Suganuma,Seiko Sakane, Takashi Murata |
Factors associated with hemoglobin glycation index in adults with type 1 diabetes mellitus:The FGMJapan
study Journal of Diabetes Investigation ○Naoki Sakane, Yushi Hirota, Akane Yamamoto, Junnosuke Miura, Hiroko Takaike, Sari Hoshina, Masao Toyoda, Nobumichi Saito, Kiminori Hosoda, Masaki Matsubara, Atsuhito Tone, Satoshi Kawashima, Hideaki Sawaki, Tomokazu Matsuda, Masayuki Domichi, Akiko Suganuma,Seiko Sakane, Takashi Murata |
第4回日本メディカルAI学会 |
「AIによる病院給食の物体検出と定量に関するパイロットスタディ」 ○村田 敬、小林 司、豊田 雅夫、廣田 勇士、三浦 順之助、森岡 宏介、平野 和保 |
第14回日本臨床栄養代謝学会近畿支部学術集会 |
「地域医療連携により在宅医療移行を実現した持続経腸栄養を要する栄養障害患者の1 例」 ○杉山 香奈、橋野 功暉、森井 奈美、本郷 佳代、宮本真奈美、柳田 直紀、八瀬恵理子、宇治本 彩、大江 智子、山口理恵子、平野 和保、村田 敬 |
日本糖尿病インフォマティクス学会 |
「当院における遠隔栄養相談の現状と課題」 ○村田 敬、杉山 香奈、中辻 晴香、森岡 宏介、平野 和保 |
第77回国立病院総合医学会 |
「救命救急領域における早期経腸栄養の違いが退院時の栄養投与経路に及ぼす影響」 ○森岡 宏介、宮本 真奈美、平野 和保、別府 賢、寺嶋真理子、坂根 直樹、村田 敬 |
第76回国立病院総合医学会 |
救急救命領域における早期経腸栄養の違いが退院時の栄養投与経路に及ぼす影響 ○森岡 宏介 |
「栄養管理の流儀~これからの食事提供サービスを考える~(シンポジウム)」 ○平野 和保 |
富山と京都・滋賀の小児糖尿病に関わる栄養士交流会 |
小児1型糖尿病患者さんへの栄養士のかかわりについて ○中辻 晴香 |
第66回日本糖尿病学会年次学術集会 |
CGMデータを使用した1型糖尿病外来での栄養士の介入 ○中辻 晴香 |
第36回日本肥満症治療学会学術集会 |
やせるレシピ本で減量に成功し、糖尿病、脂肪肝、うつ状態が劇的に改善した若年症例 ○西田 博樹 |
第18回日本先進糖尿病治療研究会/第16回1型糖尿病研究会(合同開催) |
管理栄養士が1型糖尿病患者に関わる上で最も大切なこと ○大谷 弥里 |
第72回国立病院総合医学会 |
1型糖尿病外来及びCSⅠⅠ外来における栄養士の関わり ○鳥山 明子 |
第72回国立病院総合医学会 |
がん治療における口腔ケア、外科医の立場からの口腔ケア ○大谷 哲之 |