分野 一般外来(必修)
一般外来研修は、地域医療研修、総合内科ローテーション中、小児科研修中に行う。
- 総合内科
- 目 標:
- 精神心理社会的問題を含め包括的、臓器を選ばない全科的、継続的な診療を行う一般外来の価値を学ぶ。
- 方 略:
- 1年目の6月以降に総合内科ローテーション中に、週に1回総合内科外来にて行う。
総合内科以外の内科系診療科ローテーション中は、その診療科の研修の妨げにならない範囲で、診療科の了承のもとに行う。- 緊急性を判断し、必要に応じて緊急の対応を行う。
- 緊急の対応が必要でない場合、医療面接、身体診察を行い、臨床推論に基づいて基本的な検査をオーダーする。必要であれば、検査をオーダーする前に指導医・上級医にコンサルテーションする。
- 検査結果を確認し、ディスポジションを含め診療方針を指導医・上級医にコンサルテーションする。
- 作成されたプランを実行する。必要に応じ1)または2)に戻る。また必要に応じ指導医・上級医にコンサルテーションする。
- 必要に応じ、次回の自分の外来担当日などに再診の予約を入れる。
- 外来カンファレンスで担当症例を提示し、議論する。
- 主訴に必ずしも関連しなくとも、予防医療にも配慮し、喫煙、過剰な飲酒、定期的な身体活動、体によい食事、エビデンスのある癌検診の未受検などについて助言することを意識する。
共同意思決定を重視し、動機づけ面接法などコミュニケーションの技法を学ぶ。
- 小児科
- 目 標:
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- 小児科をローテーションする臨床研修医が、頻度の高い小児外来疾患(感染症、アレルギー、発達障害、精神行動問題)に対し、適切な問診、診察、臨床推論、患児中心のケアを実践できる能力を習得する。
- 小児の成長、発達、家族背景、社会的要因を考慮した包括的診療能力を身につける。
- 小児科領域の臨床研究、学術活動を通じて、科学的思考力と社会的課題に対する感度を養い、能動的な行動がとれるよう修練する。
- 方 略:
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- 来患者対応・期間の最適化
1日1-5名の新規外来患者対応を基本とし、1ヶ月半の集中的な外来研修を推奨する。同時に新生児医療に於いて、産褥回診、NICU入院管理を経験することにより外来とNICUと病棟業務のそれぞれを経験し、臨床能力の向上を計画する。
外来研修期間とNICU研修期間は合計で1ヶ月半とし、過度な業務負担にならないように上級医は留意する。 - 主要疾患、症状への重点的対応
外来で頻度の高い疾患(上気道感染症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、発達障害、精神・行動問題など)への診療能力を重点的に取得する。
NICUも同様に疾患(低出生体重児、新生児一過性多呼吸、新生児黄疸、低血糖)に対応できるよう、断頻度データを活用し、教育プログラムを疾患分布に合わせて最適化する。 - 精神・発達領域の研修強化
小児発達障害領域の研修の機会を与え、こどもの情緒、行動問題への対応力を強化する。
多職種連携(心理士、保健師、ソーシャルワーカー等)を含めた包括的ケアを実践する。 - 研究・学術活動の推進
学術活動を研修目標に含め、科学的思考力と社会的課題への感度を養う。日本小児科学会が推奨する「科学的医師」としての素地を育成する。
研修医の学会発表の機会を確保する。 - 評価・フィードバック体制の整備
定期的な自己評価や指導医評価を実施し、成長軌跡を可視化する。
個別の課題に応じた治療を行い、継続的能力向上を図る。 - 研修環境の均衡と臨床機会の確保
労働時間内の勤務を遵守する。そのなかでの患者数、症例数の確保を心がける。そのために症例の難度、人数を考慮する。
断片的なローテーションを避け、継続的・総合的な学習機会を重視する。
- 来患者対応・期間の最適化
- 評 価:
- EPOC2システムを使用する。
研修医週間スケジュール
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | 外来 | 外来 | 外来 | 外来 | 外来 |
| 午後 | 外来 | 外来 | 外来 | 外来 | 外来 |


