京都医療センター

臨床研修・専門研修

ユニット 耳鼻咽喉科・気管食道科

期 間
1‐2ヶ月 選択 (一時期に受け入れられる最大研修医数:2)
目 標
耳鼻咽喉科・頭頸部外科ならびに気管食道科の、外来・入院患者診療の基礎を、以下の諸点に関して適切に理解・実施する能力を養う。
  1. 必要な症候学の知識を身につけ、患者心理を理解して患者の受け入れ、問診が出来る。
  2. 検査方法や検査機器を理解し、専門医以外にも最低限必要な検査が出来る。
  3. 問診、症状、所見による、基礎的な診断ならびに鑑別診断が出来る。
  4. 疾患の内容・程度を把握し、適切な専門医的治療が必要か否かの判断が出来る。
  5. 救急疾患に対する基本的な診断と処理が出来る。
方 略
  1. 入院患者の管理
    • 指導医の元に耳鼻咽喉科、めまいセンターで診療に従事し、患者を受け入れる。
    • 問診ならびに臨床所見をとり、診断ならびに鑑別診断をつける。
    • 頭頸部の内視鏡検査に従事する。
    • 喉頭、下咽頭・頸部食道の造影検査を見学し,腫瘍病変の診断や嚥下機能評価法を知る。
    • 聴力検査ならびに平衡機能検査を見学し、一部に従事する。
    • 頸部超音波検査に従事し、穿刺吸引細胞診検査を見学する。
  2. 入院患者の管理
    • 指導医とともに副主治医として、入院患者の治療にあたる。
    • 術前患者の全身状態の把握、病態を把握する。
    • 治療方針の決定ならびにICの実際に立ち会う。
    • 手術室にて手術の流れを理解・介助し、必要な手術手技を訓練する。
    • 病棟において周術期管理の基本を実践する。
    • 術後の機能再獲得のための訓練に従事し、嚥下・発声機能を評価する。
    • 回診、抄読会、術前カンファレンスに参加する。

研修医週間スケジュール

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 耳鼻科外来 めまい外来 耳鼻科外来 手術 耳鼻科外来
午後 手術 食道造影検査 手術 手術 頚部エコー検査
病理・放射線科
カンファレンス
- - 症例検討会
抄読会
(穿刺吸引細胞疹)