ユニット 眼科
- 期 間:
- 1ヶ月 選択 (一時期に受け入れられる最大研修医数:2)
- 目 標:
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検査や治療手技の習得に加え、視覚感覚器を扱う科の特殊性を考慮したローテーションとする。
- 眼科診察の特殊な診察技術を身につけ、的確に所見が把握できるようになる。
- 患者のもつ種々の訴えに対し、医学的根拠の基づいた説明や解釈ができるようにする。
- 系統だった思考過程に基づいて、みずからの治療方針や診療姿勢を決定する。
- ロービジョンや高齢者をはじめとする社会的弱者に対し、常に人間的思いやりを持って診療にあたる。
- 視覚が患者の QOL に大きく関わることを自覚し、真摯な態度で治療に臨む。
- 方 略:
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- 入院患者の管理
- 副主治医として約20名/月の新入院患者の診療を受け持つ。
- 上記受け持ち患者に対して、以下のような検査、説明を行う。
治療計画・説明(手術同意を含む)、全身疾患合併患者の全身管理、 眼底写真撮影、 B スキャン、眼軸測定 - 受け持ち患者の手術に第一、第二助手として参加
- 眼底スケッチなど眼科特有のカルテ所見記載の理解と実践
[参考] 主な疾患の種類:
白内障、緑内障、網膜剥離、糖尿病性網膜症の手術
眼科関連の感染症(眼内炎、角膜ヘルペス等)、ぶどう膜炎等の内科的治療
- 外来での実習
- 週3回外来診療に従事し、上級医とともに外来患者の診療にあたる。
- 眼科疾患一般に対するグローバルな理解
- 眼科診察手技の研修(病歴聴取、倒像鏡眼底検査、細隙灯検査)
- 眼科における基本的検査の理解と習熟(屈折・視力検査、視野検査、色覚検査、複視検査 等)
- 特殊外来の見学
- 眼科治療の理解と習熟(レーザー治療、蛍光眼底造影検査等)
- カンファレンス
- 期間中、いくつかの症例をとりあげ、症例検討 (鑑別診断、治療方針の決定)
- 入院患者の管理
研修医週間スケジュール
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
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午前 | 入院患者の診察 診察 手術・治療計画、指示、IC | 新規入院患者の診察 問診 診察 検査(眼軸長計測, B スキャン) 手術・治療計画、指示、IC | 外来患者の検査 屈折検査、視力検査 視野検査 その他(色覚検査、眼鏡、処方、複視検査等) 医長回診の補助見学 | 外来診療の補助見学 (主に初診患者) 問診 細隙灯検査 眼底検査(倒像) 眼底写真撮影 | 新規入院患者の診察 問診 診察 検査(眼軸長計測、Bスキャン) 手術・治療計画、指示、IC |
午後 | 手術介助、見学 | 眼科処置の実施、見学 網膜光凝固術 蛍光眼底造影検査 斜視検査 YAGレーザー 後嚢切開術等 特殊外来の見学 斜視外来 未熟児網膜症往診 | 手術介助、見学 | 眼科処置の実施、見学 網膜光凝固術 蛍光眼底造影検査 斜視検査 YAGレーザー 後嚢切開術等 特殊外来の見学 斜視外来等 未熟児網膜症往診 カンファレンス (1/月) 症例検討、文献抄読 | 特殊外来の見学 斜視外来等 眼科処置の実施、見学 網膜光凝固術 蛍光眼底造影検査 斜視検査 YAGレーザー後嚢切開術等 |