ユニット 精神科入院医療@京都府立洛南病院
- 期 間:
- 1ヶ月、選択推奨(選択となっていますが履修することを推奨します)
- 目 標:
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- 将来の専門性にかかわらず、日常診療でも遭遇することの多い精神科領域の疾患に 対して適切な対応ができる能力を身につける。
- 精神医学的、精神療法的な面接法を学ぶ。共感する能力、コミュニケーションの能力 をより高める
- 精神症状の捉え方を学ぶ。患者の訴えに耳を傾け、疾患・症状を想定しそれに関する 質問をし、表情や態度からも情報を得ることができる。
- 家族等の身近な人からの情報の重要性を学ぶ。
- 診断、治療(薬物療法、精神療法など)を学ぶ。そして、患者・家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握し、わかりやすく説明し、了解を得て治療を進められる。
- チーム医療を学ぶ。精神科には精神保健福祉士、作業療法士、臨床心理士など職種があり、これらの職種を含めて幅広い医療従事者と協力し、情報を共有し、問題に対処できる。
- 方 略:
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- 診療(下記スケジュール参照)を通じて下記の疾患の治療経験を得る。
入院:統合失調症、うつ病(躁うつ病)、認知症、アルコール依存症や覚醒剤精神病などの 薬物関連疾患
外来:上記疾患以外に、人格障害、神経症 - 講義:週に2~3回、昼食時あるいは夕方に1時間の講義を受ける。
- 診断と面接
- 精神科薬物療法
- 脳波の判読
- 心理検査(臨床心理士による講義)
- 精神保健福祉法、成年後見法などの法律
- 社会復帰(精神保健福祉士による講義)
- 作業療法とデイケア(作業療法士による講義)
- 統合失調症の診断と治療
- うつ病の診断と治療
- 痴呆の診断と治療
- 意識障害の見分け方
- 神経症、人格障害、児童思春期精神障害
- アルコール、覚せい剤、有機溶剤などの関連疾患など
- 夜間・休日における精神科救急
京都府南部(人口約 230 万人)の精神科救急の基幹病院であるので、指導医(精神保健指定医)の診察に陪診し、入院となれば指導医のもとで治療にあたる。精神科救急の研修は、週に1回程度を予定。
- 診療(下記スケジュール参照)を通じて下記の疾患の治療経験を得る。
研修医週間スケジュール
午前(1日目のみオリエンテーション) | |
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8:30-9:00 | 急性期治療病棟 看護を含めたカンファレンス |
9:00-10:00 | 急性期治療病棟 隔離患者の診察の陪診 |
10:00-12:00 | 副主治医として受け持った入院患者の診察 (外来当番者)外来 初診患者の予診と陪診 |
午後 | |
13:00-16:00 | 副主治医として受け持った入院患者の診察 (外来当番者)外来 初診患者の予診と陪診 |
16:00-17:00 | 病棟でのケースカンファレンス、若しくは講義(週に2回予定) |
17:00-19:00 | (水曜日)医局での入院患者紹介とケース検討会 |