看護学科しらゆり通信
助産学科和恵通信
2024.04.15

消防訓練

今年度も伏見消防署の消防隊員の方々にご協力をいただき4月15日に消防訓練を実施しました。1年生は、入学後新しい環境の中で安全に学校生活が送れるよう、消防訓練を実施する前に、学校の中にある消火器や消火栓の位置、教室毎の避難経路を実際に確認しました。そして、自分達の身を守る事と患者さんの安全を守るためにはどのように行動すればいいのか、みんなで考え意見交換を行いました。

消防訓練当日、地震発生後は机の下に隠れて身を守り地震がおさまったら安否確認と避難経路の確保、窓やドアを開けて身を守るために必要な行動をとりました。

火災発生時、「火事が起こった」と周りの人達に大声で伝え、消火器や消火栓を使って消火活動を行いました。

その後、初期消火できず、ハンカチで口を押さえながら煙を吸わないように低い姿勢で避難をしました。事前に避難経路の確認をしていたため、迷わず速やかに避難することができました。避難後の点呼では、1年生はまだクラス全員の顔と名前が一致しておらず手間取ってしまいましたが、どのように点呼を行って全員の安否確認を行うのか、日ごろから考えておくことが大切だと実感していました。
避難訓練の後は、消火器、消火栓体験を行いました。

消火栓の説明を消防隊員の方から受けた際、水をかけると煙が強くなるため、煙を吸わないように、かなり低姿勢で行う必要があることを学んだようです。また、実際に放水中のホースを一人で持つと想像以上の圧力があり、使い方を理解しておくことが必要であると実感していました。

消防訓練を通して、「焦らず冷静に行動することが大切であり、そのためにも日頃から訓練をしっかり行い、備えておくことが重要」「何かが起こった時は、役割分担をし一人一人が確実に行動に移すことで全員の命を守る事につながる」
「被災時に看護師は、自分だけではなく患者さんの命を守るという使命があります。今は看護学生ですが、被災時は看護学生として、必要に応じて病院へ協力できるよう、避難誘導や物品の運搬等、学生にもできそうなことは何か、考えておくことも必要です」と、多くの気づきや学びがある消防訓練になりました。