看護学科しらゆり通信
助産学科和恵通信
2022.11.08

令和4年度 公開講座

テーマ
『自然災害への備え~災害時でも健康の維持ができるようにしよう~』

近年自然災害が多く、当校のある京都市でも身近に感じるものとなりました。この機会に、災害時でも健康の維持ができるようにしたいと思い、この講座を企画しました。講義では、健康に過ごすためのポイントをお伝えし、体験では避難所等での生活体験や、下肢静脈血栓症予防の体操を行いました。

新型コロナウイルス感染者拡大のため、Web開催となり7月16日(土)・8月21日(日)で20名の方にご参加いただきました。

program01講義「災害時も健康に過ごすポイント」

スライド「災害時も健康に過ごすポイント」
口腔ケア
「3.感染症を防ぐ」より口腔ケアの実演
水が不足する避難所生活でガーゼやマウスウォッシュを使用した口腔内ケアを行うことでインフルエンザ・新型コロナや肺炎などの呼吸器感染症を予防できます。
ふくらはぎの働き
「4.エコノミークラス症候群予防」の講義
第二の心臓と呼ばれるふくらはぎの筋肉を動かすことで血液の流れをよくし、下肢静脈血栓症が予防できます。
エコノミークラス症候群の予防体操
「4.エコノミークラス症候群予防」の予防体操
避難所生活で行える予防体操を演示し、視聴されている参加者の方と一緒に行いました。

program02体験「避難所生活で健康に過ごすための用具」

段ボールベッド
段ボールベッド
床上20~30cmの段ボールベッドを使用することで床にたまった細菌やウイルスを含んだほこりを吸い込むことを防ぎ、呼吸器感染症を予防できます。
段ボールベッド
段ボールベッドの強度を保つには、対角線に段ボールを入れるのがポイントです。
段ボールトイレ

災害時、水が不足する環境下でもノロウイルスやロタウイルス、食中毒などの感染症を予防し、衛生的にトイレを使用できます

VOICE参加者の声

  • 実際に災害が起こった時にどう過ごせば良いか考える機会になりました。
  • 災害時は生活に慣れることだけに重点を置きがちだけど、口腔ケアなど健康の維持につながることも忘れてはいけないことを改めて学びました。
  • 段ボールでベッドやトイレを作る方法を知って、これから避難生活をすることがあれば自分や家族の健康のためにも活用していきたいと思いました。
  • エコノミークラス症候群は自分で予防できる対策だと知れました。とても簡単な体操なので周りの人にも教えられると思いました。