メッセージ

卒業生からのメッセージ

看護学科 令和2年度卒

救命救急センターでは、生命の危機状態にある患者さんや人工呼吸器装着などの重症度の高い患者さんが多く入院しています。2年目になり、少しずつできることが増えたことや、患者さんの病状が安定し一般病棟に行かれる姿をみて日々やりがいを感じています。また、様々な疾患の患者さんが入院してくるため学びも多く、根拠を持った看護ができるように日々精進しています。緊張感のある場ですが、その分やりがいや学びが多い病棟です。ぜひ、皆さんと働けることを楽しみにしています。

田村 佳奈
京都医療センター 救命救急センター HCU 看護師

看護学科 平成30年度卒

私は実習でパーキンソン病の患者さんを受け持ち、徐々にADLが低下していくことへの精神的苦痛を知り、神経・筋難病についてもっと知りたい、寄り添いたいと思い宇多野病院に入職しました。神経・筋難病は根治療法が確立されておらず、運動機能・嚥下機能・言語機能などが低下し、長期的な治療により、日常生活のあらゆる場面でケアが必要になります。また、精神的苦痛と、疾患を抱えながら入院と自宅療養を繰り返す患者さんには、在宅調整などの社会面への看護が重要となってきます。 私は様々な観点から患者さんやその家族をアセスメントし、寄り添える看護師になるよう頑張っています。

原 絵実理
宇多野病院 看護師

看護学科 平成30年度卒

私は、慢性呼吸器疾患患者さん小児患者さんが主に入院されている病棟に勤務しています。慢性期疾患をもつ患者さんの人生観や思いに触れながら、その「ひと」が疾患と付き合っていく為の生活指導や介入方法を考え実践しています。悩む事もありますが先輩看護師・域連携室看護師、医師・理学療法士等多職種にも相談しやすい環境で、患者さんの個別性に合わせた看護をおこなっています。また在宅酸素療法(HOT)外来を担当することもあります。外来通院患者さんから酸素吸入しながら生活する事の難しさや思いを聴き、入院中から継続した指導の重要性と奥深さを実感し、日々やりがいを感じながら働いています。

森田 琴未
南京都病院 看護師

看護学科 平成26年度卒

現在、認知症と精神科の混合病棟で勤務しています。認知症の患者さんは失行や失認などの中核症状だけではなく、周辺症状(BPSD)によってセルフケア能力が低下しており、日常生活全般にケアが必要です。当病棟ではカンフォータブルケアという快の刺激に着目した看護ケアを実践しており、できるだけ不安や不快な刺激を解消することでBPSDの軽減に努めています。笑顔で「ありがとう」と言われた時にはとても嬉しく思います。 また、当病棟は精神疾患を有する新型コロナ患者さんの受け入れを行っています。地域と連携して、国民の健康を守っていることに誇りとやりがいを感じています。

中嶋 章順
やまと精神医療センター 2病棟 副看護師長

看護学科 平成22年度卒

私は現在、神経内科、重症心身障害児(者)の混合病棟に勤務しています。神経内科、重症心身障害児(者)の方たちは、自分で身の回りのことを行うことが難しくなります。そのため、その方に応じた安全・安楽を考えながら、日常生活援助を中心に日々看護を実践しています。自ら意思を伝えることが難しい患者さんが多くおられるため、何を感じているのか、小さなサインを見逃さないようにすることが大切であると考えています。当院は慢性期患者さんが多く、ゆっくりと関わることができます。患者さんの言葉に耳を傾けながら、患者さんに寄り添った看護を大事に実践していこうと考えています。現在、育児短時間勤務で、家族との時間も大切に楽しく仕事をしています。

松下 里菜
紫香楽病院 看護師

看護学科 平成18年度卒

看護学校を卒業し母体である京都医療センターに就職し、救命救急センター・一般病棟で16年間勤め多くの患者さんやスタッフからたくさんのことを学ばせていただきました。色々な分野の経験はどれもかけがえのない宝物です。悩むこともたくさんありましたが、患者さんの笑顔に助けられ、スタッフ同士で支えあえるとてもやりがいと魅力がある仕事だと感じています。現在は看護師長として勤務していますが、京都医療での経験を糧に日々精進しています。病棟スタッフがもっている各々の看護観を互いに尊重しあいながら、患者さんのために安全な看護を提供できる病棟・楽しく働くことができる病棟を目指して、これからもスタッフとともに成長していきたいです。

豊山 美由紀
大阪医療センター 看護師長

看護学科 平成9年度卒

看護学校卒業後、様々な出会いがきっかけでCRC(臨床研究コーディネーター)になり、15年以上この仕事をしています。CRCの魅力は、一人一人の患者さんに寄り添い、プライマリーケアができることだと感じています。また、院内では多業種混在の部署であることや組織横断的な調整、院外では治験依頼者とのやりとりなど、人とのつながりが大切な職種です。こんな新たな分野でやりがいを見つけ、続けていることの一番の支えは人です。学生時代の友達は一生もの、職場の上司や同僚の支え、担当モニターさん達との協働、NHO全国のCRCの輪、何より患者さんからの温かい言葉が今の私を作っています。これまでの出会いに感謝し、日々楽しく働いています。

北地 祐子
大阪南医療センター 治験管理室 副看護師長 日本臨床薬理学会認定CRC

看護学科 平成29年度卒

私は手術室に勤務しています。手術室では、多職種と協働し、患者さんの安全・安楽を第一に周手術期看護を実践しています。患者さんに安心して手術を受けていいただけるように術前訪問を行い、手術の流れや手術中の看護を説明しています。また、スタッフ間でカンファレンスを行い、連携しながら看護を実践しています。手術後は、術後訪問を行い患者さんの状態を把握したり、率直な意見をいただきその情報をスタッフみんなで共有し、より良い術中看護を目指しています。手術室においてもPNS看護体制やプリセプター制度を導入しており、相談しやすい環境です。これからもチーム医療の一員として活躍していきたいと思っています。

中西 茉帆
東近江総合センター 手術室 看護師

教員からのメッセージ

本校では、1年次より学習の進度に合わせた事例を用いてシミュレーション学習を行っています。シミュレーションでは、実際の患者をイメージして、観察方法や看護技術について学習すると共に、観察した内容をどのようにとらえたのか、どのような点に注意して看護を実施したのかなど、根拠に基づいた看護について考えられるように指導しています。みなさんも一緒に学習しませんか?
中村 なぎさ
4月に新入生を迎え、『看護師になりたい』という夢に向かって学習に励んでいる学生を大切な後輩として日々支えていきたいと思っています。実習では、患者さんを通してたくさんの学びがあります。学校で学んだ知識・技術を活用し、看護実践に必要な知識・技術・態度を習得していきます。学生のみなさんにとって充実した実習になるように実習指導者と連携をとりあいながらサポートしていきたいと思います。
太田 恵子