専門看護師・認定看護師
救急認定・クリティカルケア認定
看護師活動報告
出前講座「小児心肺蘇生講習会」
クリティカルケア認定看護師
岩永 悠里
2025年6月6日
地域の小学校で、溺水を想定した小児の一次救命処置講習を実施しました。
小学校のスペースをお借りして、小学校教員16名に対して、最初は救命救急医である趙DrよりICLSトレーニング動画を用いての講義を行いました。その後、2ブースへ別れて、救急認定看護師1名、クリティカルケア認定看護師3名による実践形式の指導を行いました。
実践形式の指導


POINT
小児の心肺停止は、呼吸原性の心停止が多いとされており、小児は成人に比べて基礎代謝が高く、 酸素の需要量も大きいため、
胸骨圧迫の中断時間を短縮することで、より効率的に酸素を供給することが重要と言われています。
小児の心肺蘇生における胸骨圧迫と、人工呼吸の比率を15対2(成人では30対2)とし、胸骨圧迫の中断時間を最小限に抑え、
より多くの酸素を組織に供給させるようにします。

