国立病院総合医学会





院長挨拶

院長 小西 郁生
 

新年明けましておめでとうございます。


 皆さまにおかれましては、清々しい新年を迎えられ、益々ご健勝のことと心よりお慶び申し上げます。

 本年はいよいよ平成から新しい元号となる記念すべき年となります。4月27日~5月6日は10連休となることが決定され、地域のみなさまから医療体制に関するご心配が多数寄せられました。そこで、本院といたしましては、連休の真ん中の2日間、5月1日(水)と5月2日(木)に、通常どおりの外来診療、入院診療、救急診療を行うことを決定いたしました。みなさまにお体のことで何かありましても、本院が直ちに対応する体制を取りますので、どうぞご安心ください。

 さて、日頃より本院に対しまして暖かなご支援を賜り、心より感謝申し上げます。とりわけ、地域の医療機関のみなさまには、本院に多数の患者さんをご紹介いただき、また急性期を乗り越えた患者さんを多数お引き受けいただいております。日頃のご高配に対して改めて御礼を申し上げます。この間、京都府により、地域医療構想の確立に向けたブロック毎の話し合いも進行しておりますが、当院は従来どおり、地域の高度急性期医療を担うという重要なミッションを果たして行く所存であります。

 わが国が超高齢化社会を迎えるなか、地域のみなさまのご心配は脳卒中や心筋梗塞など生命の危機に直結する疾患であります。当院の救命救急センターでは24時間、複数の救急専門医が常駐し、直ちに対応するシステムが完備されています。それに加えて、地域の医療機関と当院の脳神経内科、循環器内科、産婦人科の専門医がダイレクトにつながる3つのホットラインを揃えています。また、一昨年から整備しました「救急診療受付ダイヤル」も地域の医療機関のみなさまに便利にご利用いただいております。さらに、昨年は日本列島各地が大災害に見舞われましたが、さまざまの震災にも本院が即座に対応できるよう、職員が日々訓練を行っておりますのでご安心いただきたいと存じます。

 本院のもう一つの柱は「高度がん治療センター」としての機能であり、すべての臓器のがんに対してハイレベルのがん診療を行える体制を整えています。昨年から「がんゲノム医療」も開始しましたが、本年度中にはこれが保険診療に組み入れられる可能性があり、力を注いで行きたいと存じます。また、地域のみなさまからのご寄付をお願いしております「高精度リニアック治療棟」の建設も、昨年開始することができました。また、生活習慣病、女性とこども、臓器の老化への対応など全ての分野におきまして、各々のエキスパートがさらに研鑽をすすめており、今後も真の総合病院として一層きめ細やかな医療を展開してまいります。

 それと同時に、本院はあくまでも敷居の低い、みなさまが気軽に訪問され、憩いの場としてもご利用いただけるよう努力しております。毎月、地域のみなさまが自由に参加できるさまざまなイベント(講演会や音楽会)も開催しております。がん患者さんがお集まりになるサロンもますます活発になっています。さまざまな会に、是非、気楽に顔をだしていただき、地域のみなさまどうしの交流を深めていただきたいと存じます。今後も地域の医療機関のみなさまと密な連携を取りながら、地域のみなさまのご信頼を頼りに、前へ進んで行きたいと存じます。

 引き続き、本院に対するご指導とご鞭撻をよろしくお願いいたします。

 みなさまの益々のご活躍を祈念いたしております。